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2019年2月学校だより |
「球際(たまぎわ)」 |
校 長 田所 泰久 |
スポーツの用語で、「球際(たまぎわ)」という言葉があります。この言葉は、読売ジャイアンツの川上哲治(1920−2013)監督が、相撲の「土俵際」から創った造語と言われています。 「球際」=野球やサッカーで、ボールを勝負どころぎりぎりで打ったり捕球したり、あるいは蹴ったりすること、もう少し言えば、野球での捕球時やサッカーでのボールの奪い合いの際などについていうようです。 例えば、同じ内野ゴロを取るにも、危なっかしい恰好(かっこう)ながら倒れ込んでもボールをグラブでつかんでいる選手は「球際に強い」と言います。逆に華麗なフォームで捕球しに行っても、あと一歩で届かず、ボールがスルリと抜けていく選手は、「球際に弱い」ということになります。 こうした球際を強くするためには、経験値を高めて予測できるようになる「読み」と、何回も練習した後に身に付いてくる「技能」、そして、ボールに対して謙虚に対応する「精神」が必要になってきます。言い換えれば、「このくらいいいや」、「手を少しくらい抜いても大丈夫」という考えが、最も足を引っ張るものと思います。 最近、危惧していることがあります。それは何でも効率化が図られ楽をしようという、社会の動きが主流になりつつあることです。楽をしたい気持ちはわかりますが、それによって得られるものと、失われるものがあることを、私たちは知るべきであると考えます。
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