学校長より
 
 
2018年6月学校だより
 
長 田所 泰久  
 

「防災意識」

5月2日(水)、県立常盤高校1年生の生徒5名が、地域リサーチということで、本校校長室を訪れてくれました。主題は、「災害に対して考える避難所環境プロジェクト」のための取材ということで、後日、丁寧な礼状と、災害を意識した素晴らしいレポートをいただきました。

昨年度、避難場所運営訓練を、本校の体育館等の施設を活用して実施しました。また、地域の防災訓練にも、本校生徒が参加させていただきました。近い将来、来るであろう非常変災への備えは、大切であることはもちろんですが、個々のもつ危機感を具体的にどう保てばよいかが課題だと思います。

先日、旧い知り合いから半ば強引に誘われ、東日本大震災の被災地の現況をこの眼で見る機会がありました。事前に想像していたものとは、違った風景がそこにはありました。印象に残った点を、箇条書きにしてみました。

@    津波の跡地は、道路と荒地のみが見られることがほとんどであった。跡地には、新しい建物がほぼなく、あったとしても、簡易(仮設)なものが多かった。

A    直線状の海岸では、内陸深くまでは津波が来なかったが、リアス式海岸では、入り江に波が集中し、被害が大きくなった。直線状の海岸である、仙台市立荒浜小学校では、校舎2階床の数十cmまで波が来たが、リアス式海岸の南三陸町志津川病院では、病院の4階上部まで波が到達した。

B    海岸沿いに住んでいる人や、そこで労働をしている人たちの、津波に対する危機意識は高く、津波の前兆である潮がひいたときには、事前に想定していた避難路を適切に使っていた。

C    一次避難をしたからといって、必ずしも安全ではなく、新しい情報を手に入れて、二次避難をした人たちが、なんとか助かった例もあった。

D    リアス式海岸においても、以前には、「ここまで津波は来なかった」という経験則は、あてにはならないことを語った人が多くいた。

ここには書き尽くせないほどの情報を手に入れました。一番考えさせられたのは、石巻市立大川小学校跡地に立ったときのことでした。2011年3月11日14時46分に発生した地震に対して、「もし、自分が、そのときその場所にいたら、何を考え、どう行動したろうか」と考え込んでしまいました。

当日15時(津波の直前)の、近隣のアメダス志津川観測所の気温は2.8℃、西の風1.6m、くもり。児童数108名、教職員数13名、北上川河口からは4km弱。大川小学校を襲った津波の高さは、8.6m。津波の襲来は、15時37分…。



・グランドデザイン

・学校教育目標
「温かい学校 感動あふれる学校」

・目指す学校像
○時を守る ○場を清める ○礼を尽くす

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