学校長より
 
 
2018年7月学校だより

 
校 長 田所 泰久  
 
 「失敗とふだんどおり」

6月6日(水)、サイデン化学アリーナにおいて、学校総合体育大会卓球女子団体戦が行われました。卓球の団体戦は、シングルス4本、ダブルス1本合計5本の対戦のうち、3本を取ったチームが勝ちになります。大会の最後の試合として、決勝戦といっしょに、いわゆる県大決めの団体戦が行われることになりました。

16時過ぎから始まった決勝戦は、速やかに終わったのですが、県大決めは接戦にもつれ込みました。M中学校とH中学校は、5本の試合が同時進行で行われ、それぞれ2勝ずつとなりました。このとき、他の卓球台は片づけられ、閉会式を待っていた他校の選手たちや顧問教諭、客席から声援を送っていた保護者の皆さんなど、おそらく数百人にのぼる視線が、たった1台の卓球台に注がれることになりました。そして、最後の1戦も、ゲームカウント2−2(3ゲーム先取)になり、緊張感が増してきました。

みなさんは、こんな状況で出場する自分を想像できるでしょうか。「勝てば県大会、負ければ引退」といった場面で、ふだんどおりのプレーをするためには、何が必要なのでしょうか。
アリーナにいる全員が見つめる中で、ラリーが続きます。1点の価値が、とても重く感じる光景でした。一つひとつのプレーに館内が沸き、あるいは悔しがり、結局、H中学校の選手が、第5ゲームを制しました。負けた選手の涙が印象的でした。

毎日の中にも、ここでうまくいくか、いかないか、といった瞬間が訪れます。「ふだんどおりにやっていれば何てことはない」と、頭ではわかっていても身体が動かないときがあります。一方で、すずしい顔で対処できる人もいます。何が違うのでしょうか。
   誰だって「失敗」はしたくありません。失敗すると恥ずかしいという気持ちになります。だからといって、いつも成功するわけではありません。よく例えるのが、プロスポーツ選手の話です。
「一度もエラーをしたり、ミスをしたりしたことのないプロスポーツ選手はいない。しかしながら、エラーし過ぎても、ミスし過ぎてもプロスポーツ選手にはなれないだろうが…」

失敗をしても、それを次に生かしていくことが大事です。なぜ失敗をしたのか、次に失敗をしないためにはどうしたらよいのか、自分を振り返り考える作業が必要になります。
 こうして、いくつかの失敗を糧として、いろいろな場面を想像できる自分を創り上げていくことが大切です。中学校時代は、失敗の連続だと思います。次に生かす気持ちを持ち続けてほしいと願っています。先の、第5ゲームを落としたM中学校の選手にも、次があることを祈っています。




・グランドデザイン

・学校教育目標
「温かい学校 感動あふれる学校」

・目指す学校像
○時を守る ○場を清める ○礼を尽くす

学校だより 4月 5月 6月 7月 7月A 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 最終号


         
「子どもの無限の可能性を求め、実践する学校」を目指して
共に高め合おう 創ろう感動体験 〜花と緑 潤いのある学校〜