学校長より
 
 
2018年10月学校だより

「立場と価値」
長 田所 泰久  
 
 

2019年、日本でワールドカップが開催されます。1年前ということもあり、ここのところ、メディア等でラグビーが取り上げられる機会が増えました。2015年当時、ラグビー日本代表の活躍に刺激を受け、熊谷ラグビー場へ試合を見に行ったことを思い出しました。大学の公式試合でした。観衆はあまり多くなく、しかし熱烈なファンはいるもので、おそろいのTシャツで選手を応援している方もいました。ラグビーの試合を観るのは初めてではありませんでしたが、なるほどと思うことがいくつかありました。

日本におけるラグビーの認知度は、いくつかの競技に及ばないかもしれません。そんな中、2019年に日本でのワールドカップの開催に向けて、関係者の皆さんは、何とかラグビーファンを増やしたいと、熱心に取り組んでいる様子がうかがえました。
 まず、会場に着くと、観戦する前の試合の選手たちが入場口付近に並び、握手をするなどファンとの触れ合いをしていました。笑顔でのやりとりがありました。次に、買ったチケットとは別に、今後の試合日程や、公式戦の現在の順位などが、具体的にわかる一覧表をもらいました。
 一番驚いたのは場内アナウンスです。一つのプレーごとに解説がありました。ファールがあれば、そのファールがどういうもので、次にどういった対応をするかというものでした。ボールを前に落としたというわかりやすいものや、オフサイドなどの見えにくいものも、レフリーのジャッジを参考に、選手名を具体的に出して、すぐに解説してくれました。例えば、
 「今のプレーにおける反則は、○○大学の○○選手のスローフォワードでした。これ  により、△△大学ボールでのスクラムで試合が再開されます。ラグビーでは、パス  をする際ボールを前に投げてはいけません」
というもので、大変わかりやすかったと思います。なお、試合の方は、前半は17−17でしたが、後半、風上に立ったチームが得点を重ね、50―17でノーサイドになりました。

 この会場から感じたことは、関係者それぞれが、ラグビーという競技を愛し、認知度や人気を高めていこうという姿勢です。これは、日本のラグビーをつくってきた方々への敬意があるからこそ、と受け止めました。簡単なことではありませんが、意気込みが伝わってきました。

 さて、みなさんは、自分が一生懸命に取り組んでいることの立場や価値を高めるために、どういった努力をしていますか。例えば、自分の趣味、自分の友人、自分のクラス、自分の部活動、自分の学校である上大久保中学校などの自分の周囲を高めるために、どういうことをしているでしょうか。
 自分の周囲を高めるための努力は、自分自身の価値を高めることにつながると思います。一方で、自分の周囲を下げるような発言や行動は、自分自身の価値を低くしているかもしれません。

2学期も早1か月が過ぎました。一つひとつの学習、行事、部活動など、自分の生活を振り返りながら、いま一度、立場と価値について考えてみてほしいところです。

・グランドデザイン

・学校教育目標
「温かい学校 感動あふれる学校」

・目指す学校像
○時を守る ○場を清める ○礼を尽くす

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