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2018年12月学校だより |
「誇り」 |
校 長 田所 泰久 |
11月のある休日の昼下がり、渋谷で開かれた、ミニ・コンサートを観に行きました。目当ては、仕事の傍ら、声楽にも力を入れている30代女性さんのソプラノです。この女性Y子さんは、同じ大学の仲間数名と、小さいながらもコンサートを開き、自分達の活動領域を広げていこうとして企画したそうです。歌を披露したのは3名でした。ピアノの演奏と合わさった音色が、晩秋の街によく馴染み、とてもすてきなコンサートでした。 K子さんは、国家公務員として10年以上働き、私もかかわりのあった科学技術施策に、いくつか携わっていました。国を動かすという仕事に、やりがいも難しさも感じていたようです。現在は、激務の仕事から離れ、大学で勉強したことを生かし、現在は、高等学校で教職についているとのことでした。K子さんから教わったのは、自分の仕事に熱意をもって取り組んでいる、その姿勢でした。誰かのために、自分ができることをしっかりやっていこう、という言葉を聴くことができました。それが、自分自身を高めていくことにもつながると加えていました。 『誇り』というものは、単なる自慢ではなく、現況を把握した上でさらなる改善を図っていくという姿勢のもとで育っていくものだということを、あらためて実感しました。
11月15日に、市教育研修大会が行われ、私も市内中学校に伺いました。研究授業については、市の教育委員会の指導主事や、同じ区内の中学校の教職員の皆様の協力や支援で行われていました。そのときに、関係の先生方の言動から感じたことがあります。それは、自分達の教科に対するリスペクトです。一つの授業を作るのに、あらゆる角度から検討し、よりよいものにしていこうという気持ちが、さまざまな場面から感じました。それは、『誇り』と言い換えてもいいかもしれません。
・グランドデザイン ・学校教育目標 「温かい学校 感動あふれる学校」 ・目指す学校像 ○時を守る ○場を清める ○礼を尽くす 学校だより 4月 5月 6月 7月 7月A 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 最終号 ![]() ![]() ![]() ・「子どもの無限の可能性を求め、実践する学校」を目指して ・共に高め合おう 創ろう感動体験 〜花と緑 潤いのある学校〜 |
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