学校長より
 
 
2016年12月学校だより
 
校 長   岡 良   
 
 

「ごめんなさい」

来月、母の一周忌を迎えます。

母については、以前にも一度学校だよりで紹介したことがあったと思いますが、母は、戦後の厳しい時代を生き抜いてきた強い人でした。母は私が幼いころから、いろいろな話をしてくれました。その中の一つに「本当に強い子というのは、ケンカが強いとかそういうことではない。悪いことをしてしまった時、『ごめんなさい』を言える子が勇気ある子であり、本当に強い子だ。」と教えられたことがありました。今回はこの「ごめんなさい」を言う勇気についてお話ししたいと思います。

さいたま市の「心を潤す4つのことば」の中にも「ごめんなさい」があります。他の3つの「はい」「おはようございます」「ありがとうございます」に比べると「ごめんなさい」は少し言いにくい言葉であり、勇気が必要な言葉ではないでしょうか。「はい」「おはようございます」「ありがとうございます」の3つの言葉は反射的に、あるいは習慣的に発することができ、ほとんどの人がためらうことなく言える言葉です。しかし、「ごめんなさい」はその言葉を発する前に自分の過ちやミスなどを素直に認めるという行為が伴います。人間誰しも自分の悪いところを指摘されたくないし、ましてや自分から口に出して失敗を認めることにはとても勇気がいることです。

永世名人を獲得した将棋棋士の谷川浩司さんはある対談の中で、「『負けました』と言って頭を下げるのが正しい投了(一方が負けを認めて、勝負を終了させること)の仕方。つらい瞬間です。でも『負けました』とはっきり言える人はプロでも強くなる。これをいい加減にしている人は上にはいけません。」と言っていました。

私たちは誠実に生きようとしても、多かれ少なかれ失敗をしてしまうものです。人に迷惑をかけてしまうことも少なくない。でもそんな時、自分の失敗を素直に認め、「ごめんなさい」と言える人こそ勇気ある強い人だと思います。

先日、ある先生が言っていました。「ある生徒がルール違反をしていたので、注意しました。最初は必至で言い訳をしていたのですが、次の日、『昨日はすみませんでした。』と言いにきてくれました。」

上中が一歩一歩、「温かい学校」に近づいているような気がします。



・グランドデザイン

・学校教育目標
「温かい学校 感動あふれる学校」

・目指す学校像
○時を守る ○場を清める ○礼を尽くす

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